カラダとつながるココロのケアを。カラダにいいはなし

カラダにいいことをするはじめの一歩は、カラダとつながるココロを磨くこと。「カラダにいいはなし」ではココロにとどく、いろいろなおはなしをお届けします。

HEART&SMILE 輝くココロの秘訣

HEART&SMILE 輝くココロの秘訣

今月のゲストは細川 茂樹さん
今月のゲストは細川 茂樹さん
撮影/高橋宏幸 取材・文/仲田舞衣

PHOTO

Profile
細川 茂樹(ほそかわ しげき)
俳優でありながら、家電や車、資産運用等に関する造詣があり情報番組でも活躍中。 現在『うまDOKI』(KBS京都他)メインキャスター、『TOYOTA DRIVE IN JAPAN』(JFL5局ネット)ナビゲーターを務める他、コラム『これが凄い』(スポーツニッポン隔週金曜日)を連載中。

衣装協力:ミラ・ショーン

俳優としての活動に留まらず、「家電」や「車」「ホテル巡り」「資産運用」「ゲーム」と、趣味のレベルを超えた豊富な知識で活躍中の細川さん。前半では、アクティブなライフスタイルの秘訣をお話頂きました。後半ではメンタルの整え方を伺います。

――「仮面ライダー響鬼」のお仕事が、フィジカルとメンタルの両方を見直すターニングポイントになったとのことでしたが、メンタルに関して、何か気がついたことはありましたか? 例えば対人関係などで気を付けていることがあれば教えて下さい。

細川:先ほども言いましたけど「ストレスを貯めない」ためにどうするか。そこに向き合うことで、見えてくるものがありました。対人関係……そうですね。現代人の多くが、周囲の人とのコミュニケーションにおいて、何かしらストレスを感じていると思います。僕らの仕事は、コミュニケーションの“大渋滞”の中に身を置く仕事です。知らない人と番組を作り、知らない場所でイベントに出演する。今だって初対面の人の取材を受けて、知らない人に僕のことを知ってもらおうとしていますよね。こうした中で、僕が実践しているのは「言い残さない」ってことなんです。

――思っていることを「言い残さない」という意味ですか?

photo1 photo1 細川:そうです。自分の思っていること、自分の知識をなるだけ難しい言葉ではなく、簡単な言葉で良いので、わかりやすく、すべて伝える。「言い残さない」は、「言いすぎない」とは違うんです。時に、相手に強く伝わってしまうこともあるんですが、それは自分でフォローできることなので、それを含めてコミュニケーションを取ればそんなにストレスを感じることはなくなってくると思います。というのも、僕は、家電が好きだったり、自分好みにオーダーできるお店で家具を作ることが好きで、それについて、自分の思いや知識を人に伝える場面がとても多いんです。 そういったときに、「言い残す」と伝わらないんだということに気がついたんです。日本人はとかく人に対して遠慮してしまって、自分の思いをリクエストすることが苦手ですよね。やっぱり相手の機嫌や顔色を伺ってしまう人が多いのではないでしょうか。でも、それこそコミュニケーションが滞ってしまう原因だと思うんです。

――「言いすぎる」のは良くないけれど、「言い残さない」。さじ加減が難しそうです……。

photo2 photo2細川:うん。もしかしたら、僕の事務所のスタッフも、僕が色々言うことを大変だと思っているかもしれない(笑)。でも、例えばオーダー家具の場合、もう10年来の付き合いのある店であっても、自分がこういうものを作りたいっていう思いは、細かいところまで全部言わないと希望通りに仕上がらないんです。接着剤は絶対に見えないように、ここはこういう風にカーブさせて……とかどんなに細かいことでも伝えることを怠らない。あとで「あの時、もっとああ言っておけば良かった」って後悔することで心の中にモヤモヤとストレスが残るのであれば、すべて伝える方がお互いにとって健全なコミュニケーションになると思うんです。特にこのことを意識するようになったのは、公立はこだて未来大学で特別招聘教授をやらせて頂いているのですが、そのきっかけが「細川さんの家電の説明を聞いていると、全部買いたくなる。その極意を、是非生徒に話してみてくれないですか?」というオーダーから始まったんです。コミュニケーション論として講義をするにあたって、僕が家電の説明をする際に一番大切にしていることって何だろうと考えたら「言い残さない」ことだったんです。その講義の教材を 『コミュニケーション大作戦!』という書籍にまとめましたので、是非読んでみてください。

――勉強不足で……存じ上げませんでした。とてもおもしろそうな本ですね!

細川:例えば、買い物をするときに「何故これを買ったのか?」という理由をあとで語れることが大切だと思うんです。“増税前だから”“安かったから”と、何となく流されて買い物をすると良いことはないんじゃないかと僕は思います 。自分の思いを「言い残さない」ように、本当に欲しいと思えるもの、あとで「これはこうした機能が自分にとってこう必要だった」と人に説明できるようなものを買う。これだけでも随分、生活が変わってくると思いますよ。

――確かに、家電はけっして安い買い物ではないですから、失敗すると「何でこれ買っちゃったんだろう……」と、ストレスになりますね(笑)。

細川:でしょ? 「言い残さない」ことを実践すると、ともすると相手に「この人ガンガン来るな……」って最初は引かれてしまうこともあるかもしれない。でも、そのくり返しで、コミュニケーションが密になっていくと思います。自分勝手に言いたいことだけ言うのとは違って、もちろん相手にも気分よく仕事して欲しいですし、「細川茂樹に会ったけどあの人嫌な人だったな」なんて思われないように(笑)、相手を気遣うことは大切です。ただ、そこに無用な遠慮があると、特に初対面の相手の心は開けないと思うんですよね。

――でも、細川さんにも気分が落ち込んでいるときはあるのではないですか?

細川:そりゃありますよ。でも、そういう時って必ず自分や、何か不満があることに対して否定から入っていると思うんです。それをさらに、否定してみるんです。「今、俺は気分が良いんだ」と自分に言い聞かせます。考えてもどうしようもない時は、あえて考えない。ストレスになることを考えて落ち込むよりも、それ以外のことに視野を広げると良いと思います。

――家電だけでなく、車や資産運用、ホテル巡り、スポーツでも水泳、ジョギング、フットサル……と多趣味で、調べものに没頭するというのも、そういったお考えからなのでしょうか?

photo3 photo3 細川:それもあると思いますね。やっぱり僕の一番の原点は、朝までセリフを覚えて、芝居を考えて……というとこから来ているんですよね。役者は自分の知らない世界のことも演じなければならない。例えば医者の役をやらなければならないときも、あらゆる病院をリサーチして、内科、外科、歯科と同じ医者でも科によって雰囲気が違うことを知ると、役作りが格段にやりやすくなる。デビューしたばかりの頃、役作りがどういうことかも分かっていなかった頃は、いつも電車のホームで2時間くらいず〜っと人間観察をしていました。今言いながら、その頃から観察することが好きだったんだなと思いましたが、色々調べるという好奇心。何にでも興味を持つということが、ストレスを感じないで人生を楽しむことに繋がるんじゃないでしょうか。

ページ先頭へ戻る
公式SNS Facebook Twitter Youtube 一覧

一覧公式SNS

ページ先頭へ戻る