ビール酵母研究所

ビール酵母の歴史

日本におけるビール酵母研究は、明治時代にはじまった。
アサヒビールグループでは、ビール酵母を重要な研究対象としてきました。その栄養面にスポットが当てられたのは、大正の終わり。イギリスの雑誌に、ビール酵母にビタミンB1が非常に多く含まれることが報告されました。当時、寝ても覚めてもビール酵母の研究に没頭していた研究員たちは、それを見てさっそく、ビール酵母の薬品・食品への開発に取り組みます。


昭和5年に「エビオス錠」発売。時代を超えたロングセラーに。
ビール酵母からホップの苦みを除くことに苦労しながら、昭和5年、ビール酵母による医薬品(現、医薬部外品)「エビオス錠」が誕生しました。第2次世界大戦中には、ビタミンB群が不足しがちな海軍兵などに「エビオス錠」が配布されたそうです。時代は移り、平成となった現在でも、「エビオス錠」は多くの年代の方々にご愛顧いただいています。


起源ははるか紀元前3500年前。ビールとともに生まれました。
世界の歴史で見てみると、ビールやビール酵母の歴史ははるか昔。まず、紀元前3500年頃にシュメール人が記した楔形文字からは、およそ500種類におよぶ医薬品が読み取れますが、その時代はビールの醸造が盛んになった時期とも一致します。当時の人々は、ビールを醸造した壷底に残ったビール酵母から、すでにその薬効を発見していたと言われています。


古代ギリシャ医学の祖・ヒポクラテスも薬として使ったビール酵母。
ビール酵母が初めて史実に登場するのは、紀元前1550年頃の古代エジプト。ビール酵母を配合薬の1つの成分として、強壮剤や下剤に加えた記録が残っています。さらに後、古代ギリシャ医療の祖と呼ばれるヒポクラテス(紀元前460〜375年頃)は、火であぶって乾かしたビール酵母を医療用に使っていました。人間の自然治療力を重視したという彼が、ビール酵母に着目したとは、うなずける話です。


顕微鏡で初めて酵母を見たレーベンフック。
初めてビール酵母を見たのはオランダ人、レーベンフック。自作の顕微鏡を使って、1680年発酵中のビールに多数の微粒子が含まれていることを知ったのです。でも当時、この微粒子が何物かということはまったく解明できませんでした。酵母の正体がわかり、その知識が蓄積されるようになったのは、さらに後、1830年代になります。

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ビール酵母雑学テスト<Q&A>



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