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陸上部の練習は朝6時前から始まる。5時過ぎに家を出て練習場がある公園へ向かい、園内を1時間ほど歩く。目標は1日1万5千歩。万歩計をつけて測っている。合宿に行くと2万歩は軽く超える。現役を終えて監督になった今でも、とにかくよく歩く。
健康管理は常に意識している。毎日、朝晩の体重をカレンダーに記入するのが現役時代からの習慣だ。朝の体重によって何を食べるか考える。食事は基本的に野菜中心。野菜があればごはんはいらない。間食もしない。といえばストイックに聞こえるかもしれないが、時には焼肉もチョコレートも食べる。好きなものはやめられない。大切なのは、その時自分に必要なのものをどう摂るかということだ。 |
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長距離ランナーには貧血の選手が多い。スポーツ性貧血といい、血液中のヘモグロビン量が正常値を下回ることによって起こる。僕自身、現役時代は貧血に悩まされ、増血剤を服用していたことがあった。現在は、基本的に食べ物が大事と考え、食物から栄養素をとることを心がけている。
チームのメンバーにも薬やサプリメントで鉄分を補う選手もいるが、僕はまず胃腸を丈夫にすることをすすめている。胃腸の消化吸収力を高め、食べ物から栄養を摂れる体になることが理想だ。よい方法はないかと探していたときにエビオスを見つけた。ビール酵母の働きで消化機能を高め、胃腸の働きを活発にするという。天然素材で、ドラッグなどで手軽に手にはいることから、さっそく購入した。以来、朝昼晩に10錠ずつ飲むことが習慣になった。ほかにも健康食品をすすめられたこともあるが、10年以上続いているのはエビオスだけだ。 |
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| 世界に通用する選手になるには、食事や睡眠、生活すべてが競技につながっているという自覚が必要だ。特に疎かになりがちなのが食生活。今はどこにでもファストフードの店がある。便利だが、「食べる」ことをもっと真剣に考えたい。マラソンは繊細なスポーツだ。微妙な体調の変化がタイムに影響する。日々の生活のなかで体調維持に努められることが、トップランナーには不可欠な資質だ。 |
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| トップランナーともなれば、必ず勝たなくてはというプレッシャーもあるが、競技にこだわらなければ走ることは楽しい。走っている最中は苦しくてもう嫌だと思っても、一晩眠ればまた走りたくなる。マラソンは、ほかの事を考えながらでもできる数少ないスポーツだ。考え事をしながらも目は視界を捉え、手足は勝手に動く。いいアイディアは走っているときに浮かぶことが多い。何歳からでも始められるのもいい。年をとると進歩を実感できることはめったにないが、マラソンは必ず早くなる。もちろん健康にもいい。中高年にこそおすすめしたい。 |
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